「紅葉の中でキャンプをしたいけれど、車がない」「遠出をするほどの時間がない」。そんな悩みにちょうどいいのが東京都・奥多摩町です。新宿から電車で約2時間、JR青梅線の駅から歩いて行けるキャンプ場がいくつもあり、しかも11月から12月上旬まで紅葉を追いかけられます。
奥多摩湖畔の見頃は例年10月下旬〜11月中旬、鳩ノ巣渓谷は2026年の見頃予想が11月24日頃からと、関東の山岳エリアより1か月ほど遅め。10月の日光や長野に間に合わなかった人にとっても、秋の締めくくりに選びやすいエリアです。
この記事でわかること
- 奥多摩エリア別の紅葉見頃2026とおすすめ日程
- 駅から歩ける・直火OKなど特徴別のおすすめキャンプ場3か所
- 料金の比較と予約方法
- 電車キャンプの荷物の減らし方と、11月の寒さ対策
奥多摩の紅葉見頃2026 エリア別の目安
奥多摩は標高差が大きく、標高530mほどの奥多摩湖と、標高300m前後の渓谷沿いでは見頃が2〜3週間ずれます。キャンプ場選びの前に、見たい紅葉がどこにあるかを決めておくと日程を組みやすくなります。
| エリア | 見頃の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 奥多摩湖畔 | 例年10月下旬〜11月中旬 | 湖面に映る紅葉。山のふるさと村が近い |
| 鳩ノ巣渓谷 | 2026年は11月24日頃〜(例年11月中旬〜下旬) | 渓谷と吊り橋の紅葉。鳩ノ巣駅から徒歩5分 |
| 氷川渓谷(奥多摩駅周辺) | 11月中旬〜下旬 | キャンプ場の目の前で紅葉が楽しめる |
湖畔の紅葉と渓谷の紅葉を両方見たいなら、11月中旬の週末がちょうど重なりやすいタイミングです。鳩ノ巣渓谷の落葉始めは12月17日頃の予想なので、12月上旬まで「遅れて行っても楽しめる」のも奥多摩ならではのメリットです。
奥多摩の紅葉キャンプ場おすすめ3選
氷川キャンプ場 駅から徒歩約7分・直火OKの河原サイト
JR奥多摩駅から歩いて7分ほどの場所にあり、日原川と多摩川の合流地点の河原がそのままサイトになっています。河原フリーサイトは直火で焚き火ができる数少ないキャンプ場で、対岸の山の紅葉を眺めながら火を囲めます。
- テント泊:1人1泊2,000円〜
- デイキャンプ:1人1,500円〜
- ロッジ:1棟1泊5,500円〜
- 予約:Web予約のみ(電話予約不可)
- 10月15日〜12月29日は無休営業
駅近で手ぶらに近いスタイルでも行けるため、電車キャンプ初心者でも挑戦しやすいキャンプ場です。駐車場は別途オプション予約が必要です。
川井キャンプ場 静かな渓流沿いで過ごしたい人に
JR川井駅から歩いて行ける、多摩川沿いのキャンプ場。奥多摩駅周辺より人が少なく、落ち着いた雰囲気で紅葉と渓流の音を楽しめます。
- 河原フリーサイト:1人1,800円〜
- 林間テントサイト:4,500円〜
- 駐車料金:普通車1泊2,000円
- 予約:Web完全予約制
冬季は休業期間があるため、11月下旬以降に行く場合は公式サイトで営業日を確認しておきましょう。
山のふるさと村 奥多摩湖畔の紅葉に近い都立公園
奥多摩湖の北岸にある都立公園内のキャンプ場で、サイト使用料が大人200円・小中学生100円と非常に安いのが特徴です。ケビン(4人用1泊10,000円)もあり、テントを持っていない家族でも利用できます。湖畔の紅葉散策を中心に楽しみたい人に向いています。駅からは距離があるため、車かバス+徒歩でのアクセスを前提に計画しましょう。
料金と予約方法を比較

| キャンプ場 | テント泊の目安 | 駅からのアクセス | 直火 | 予約 |
|---|---|---|---|---|
| 氷川キャンプ場 | 1人2,000円〜 | 奥多摩駅から徒歩約7分 | 河原サイトは可 | Webのみ |
| 川井キャンプ場 | 1人1,800円〜 | 川井駅から徒歩圏 | 河原サイトは可 | Web完全予約制 |
| 山のふるさと村 | 大人200円+サイト料 | バス+徒歩 | 要確認 | 公式で受付 |
料金はいずれも2026年時点で公開されている情報をもとにまとめたものです。繁忙期料金や駐車料金は変わることがあるため、予約時に公式サイトで最新の金額を確認してください。紅葉ピークの11月の土曜は早めに埋まる傾向があるので、行く日が決まったら1か月前を目安に予約しておくと安心です。
電車キャンプのコツと11月の気温・服装

新宿から約2時間のルート
新宿からJR中央線で立川へ、青梅線に乗り換えて奥多摩駅まで約2時間、運賃は片道1,000円前後です。紅葉シーズンの週末は奥多摩駅に向かう下り電車が混み合うため、大きなザックを背負うなら朝7時台の電車を選ぶと座れる可能性が高まります。
荷物は15kg以内を目安に
駅から歩くキャンプでは、荷物の重さがそのまま疲れになります。テント・寝袋・マット・調理器具・食材を合わせて15kg以内に収めると、徒歩10分前後の移動もそれほど苦になりません。実際に歩いてみると重さの差は大きく、重い食材や飲み物は奥多摩駅周辺の商店で買い足すと、電車移動の負担が軽くなります。
11月の奥多摩は明け方3℃前後
奥多摩駅周辺は標高約340mですが、谷底で日照時間が短く、11月中旬の明け方は3℃前後まで冷え込むことがあります。現地では15時を過ぎると山の陰に日が隠れて急に寒くなるため、テントの設営は明るいうちに済ませましょう。河原サイトは川からの冷気も加わるので、体感温度は気温より低くなります。
電車キャンプにも便利な防寒・調理の持ち物チェックリスト

電車移動と11月の冷え込みの両方を考えて、軽さと暖かさを両立できるアイテムを選ぶのがポイントです。
軽量ダウン寝袋
11月の奥多摩なら快適使用温度0℃前後の寝袋が目安です。電車キャンプでは収納サイズが小さいダウン寝袋が有利で、重さ1kg前後のモデルなら背負っても負担が少なくなります。価格帯は3万〜5万円ほどです。
軽量テント(ソロ・デュオ用)
駅から歩く場合は、重さ2kg前後の軽量テントが扱いやすいでしょう。河原は風が抜けやすいため、自立式で張り綱をしっかり取れるタイプを選ぶと安心です。
コンパクト焚き火台
直火OKの河原サイトでも、後片付けを楽にしたい場合や直火が不可の区画ではコンパクト焚き火台が役立ちます。折りたたむとA4サイズ以下になるモデルなら、ザックの背面に収まります。
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シングルバーナー
朝のコーヒーや温かいスープ用に、ガス缶に直接取り付けるシングルバーナーがあると便利です。11月の朝は気温が下がるため、低温に強いOD缶タイプのガスを選ぶと火力が安定しやすくなります。
キャリーワゴン(車で行く場合)
車で行く場合は、駐車場からサイトまでの運搬にキャリーワゴンがあると往復回数を減らせます。河原の砂利道でも進みやすい太めのタイヤのモデルがおすすめです。
奥多摩の紅葉キャンプに関するよくある質問
Q1. 奥多摩の紅葉の見頃はいつですか?
奥多摩湖畔は例年10月下旬〜11月中旬、鳩ノ巣渓谷は2026年の見頃予想が11月24日頃からです。両方を楽しむなら11月中旬が狙い目と考えられます。
Q2. 車がなくても紅葉キャンプはできますか?
できます。氷川キャンプ場は奥多摩駅から徒歩約7分、川井キャンプ場も川井駅から歩ける距離にあるため、電車だけでも十分にアクセスできるでしょう。
Q3. 直火で焚き火ができるキャンプ場はありますか?
氷川キャンプ場と川井キャンプ場の河原フリーサイトは直火が可能です。ただし利用ルールは変わることがあるため、予約時に確認しておくと安心です。
Q4. 予約は電話でもできますか?
氷川キャンプ場はWeb予約のみで電話予約はできません。川井キャンプ場もWebの完全予約制です。
Q5. 11月の夜はどのくらい寒くなりますか?
奥多摩駅周辺で明け方3℃前後になる日があります。快適使用温度0℃前後の寝袋と、厚手のマット、ダウンジャケットを用意しておきましょう。
Q6. テントやマットはどう保管すればよいですか?
河原サイトは朝露や川霧でテントが濡れやすいため、帰宅後はすぐに広げて半日ほど陰干しし、完全に乾かしてから収納袋へ戻しましょう。濡れたまま保管するとカビや加水分解を招くおそれがあるので気をつけてください。
Q7. 12月でも紅葉は見られますか?
鳩ノ巣渓谷の落葉始めは12月17日頃の予想なので、12月上旬までは紅葉が残っている可能性があります。なお氷川キャンプ場は12月29日まで無休で営業する予定とされています。
都心から2時間で行ける紅葉キャンプを計画しよう
奥多摩は「電車で行ける」「11月〜12月上旬まで紅葉が楽しめる」という2つの強みを持つ、関東では貴重な紅葉キャンプエリアです。駅近で直火OKの氷川キャンプ場、静かな川井キャンプ場、湖畔の紅葉に近い山のふるさと村と、目的に合わせて選べます。
行きたい日が決まったら、まずWeb予約で枠を押さえ、寝袋とマットの防寒性能をチェックしておきましょう。荷物を15kg以内に絞れば、色づいた渓谷を眺めながらの電車キャンプは思った以上に気軽に実現できます。




































