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  • 寝袋の洗い方ガイド2026 ダウン・化繊・コインランドリー・保管方法など

    寝袋の洗い方ガイド2026 ダウン・化繊・コインランドリー・保管方法など

    寝袋を何シーズンか使っていると、首元が黒ずんだり、広げたときのふくらみが買った頃より薄く感じたりしませんか。寝袋は一晩でコップ1杯分ほどの汗を吸うとも言われ、その汗と皮脂が中綿に溜まると、保温力そのものが落ちていきます。冬キャンプの前に「寒く感じるから買い替え」を考える前に、一度洗ってみる価値は十分にあります。

    ここでは、ダウンと化繊それぞれの寝袋の洗い方を、自宅の浴槽で洗う方法とコインランドリーを使う方法に分けて整理しました。

    • 洗うべきタイミングと、洗濯表示の確認ポイント
    • ダウン寝袋・化繊寝袋の手洗い手順と専用洗剤の選び方
    • コインランドリーの乾燥機を使うときの温度・時間の目安
    • ロフト(ふくらみ)を戻す乾燥のコツと、失敗しやすいポイント
    • 次のシーズンまで保温力を保つ保管方法

    寝袋を洗うタイミングと洗う前の確認

    寝袋の洗濯頻度は、使用回数でおおよそ判断できます。目安はダウン寝袋で年1回(またはおよそ20泊ごと)、化繊寝袋はもう少し気軽に、シーズン終わりごとに洗っても問題ありません。ダウンは洗うたびにわずかに油分が抜けるため、洗いすぎも禁物です。

    洗ったほうがよいサインの確認ポイント

    • 首元やフードまわりに黒ずみ・皮脂汚れが目立つ
    • 収納袋から出して30分たっても、ふくらみが戻りきらない
    • 汗や焚き火の煙のにおいが残っている
    • 以前より寒く感じる(快適温度どおりの環境で)

    洗濯表示とメーカー推奨を確認しておく

    洗う前に、寝袋のタグにある洗濯表示を必ず確認します。「手洗い可」「洗濯機可(弱)」「タンブル乾燥可」の表示があるかどうかで、取れる方法が変わります。モンベルやナンガなど国内メーカーは公式サイトで洗濯方法を公開しているため、手持ちのモデル名で一度調べておくと安心でしょう。寝袋の選び方そのものはキャンプ用寝袋おすすめ比較でまとめています。

    項目 ダウン寝袋 化繊寝袋
    洗濯頻度の目安 年1回・約20泊ごと シーズン終わりごと
    おすすめの洗い方 浴槽で手洗い 手洗い or 大型洗濯機(弱)
    洗剤 ダウン専用洗剤 中性洗剤 or 化繊用洗剤
    乾燥 低温タンブル乾燥でロフト回復 陰干し中心、低温乾燥も可
    乾燥時間の目安 夏用10〜20分/冬用30〜40分を数回 半日〜1日の陰干し

    ダウン寝袋の洗い方 浴槽での手洗い手順

    ダウン寝袋の洗い方 浴槽での手洗い手順のイメージ
    Photo by Mykhailo Petrushchak on Pexels

    ダウン寝袋は浴槽での押し洗いが最も失敗しにくい方法です。所要時間は洗い・すすぎで約1時間、乾燥まで含めると丸1日を見ておきましょう。

    1. 浴槽に30℃前後のぬるま湯を20〜30cmほど張り、ダウン専用洗剤を規定量溶かす
    2. ファスナーを閉じ、裏返した寝袋をゆっくり沈める。ダウンは空気を含んで浮くため、手で押して空気を抜きながらお湯を全体に行き渡らせる
    3. 15〜30分つけ置きしたあと、上から手のひらで押す「押し洗い」を数分。首元など汚れが目立つ部分は、スポンジで軽くたたく
    4. お湯を抜き、きれいな水で2〜3回すすぐ。泡が出なくなるまでが目安
    5. 浴槽の中で押して水を切る。濡れたダウンは非常に重く、片側だけ持ち上げると内部の隔壁(バッフル)が破れるおそれがあるため、両手で下から抱えて持ち上げる
    6. 洗濯ネットに入れ、洗濯機で1〜2分だけ脱水する

    実際に洗ってみると、すすぎの1回目でお湯が薄い茶色に濁ることも珍しくありません。それだけ汗や皮脂が溜まっていたということで、乾燥後のふくらみの回復ぶりに驚く人も多いようです。

    ニクワックス ダウンウォッシュダイレクト

    ダウン専用洗剤として定番の1本で、300mlの希望小売価格は1,980円。洗いながらダウンに撥水性を与えるタイプで、羽毛の油分を落としすぎずに汚れを分解します。寝袋1本なら100ml前後が目安のため、ダウンジャケットと合わせて年に数回使える量です。

    ニクワックス ダウンウォッシュダイレクト(洗剤) 1L EBE1K3

    ニクワックス ダウンウォッシュダイレクト(洗剤) 1L EBE1K3

    3,872円 (税込)

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    モンベル O.D.メンテナンス ダウンクリーナー

    モンベルのダウン用洗剤で、300mLの税込価格は1,430円。一般的なダウンウエア約20着分を洗える容量とされています。モンベル製の寝袋を使っている人はもちろん、他メーカーのダウン寝袋にも使えます。コストを抑えたい場合はこちらを選ぶとよいでしょう。

    クリーナー 汚れ落とし ダウン 洗剤 モンベル ダウンクリーナー 300ml ダウンジャケット ダウンベスト メンテナンス クリーニング アウトドア

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    2,980円 (税込)

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    化繊寝袋の洗い方 洗濯機を使える場合も

    化繊寝袋の洗い方 洗濯機を使える場合ものイメージ
    Photo by Marek Piwnicki on Pexels

    化繊寝袋は水に強く、ダウンより手入れが簡単です。洗濯表示で洗濯機OKになっていれば、大型の洗濯機(ドラム式なら容量10kg以上が目安)の弱水流・手洗いコースで洗えます。家庭用の縦型洗濯機に無理に押し込むと、偏りで生地が傷むため避けましょう。

    • ファスナーを閉じ、大きめの洗濯ネットに入れる
    • 洗剤は中性洗剤か化繊用の洗剤を使い、柔軟剤は入れない
    • 脱水は短めに設定し、取り出したらすぐ広げて形を整える
    • 陰干しで半日〜1日、中までしっかり乾かす

    ニクワックス テックウォッシュ

    化繊の中綿や表地の撥水を損ないにくいアウトドアウェア用洗剤です。300mlで2,000円前後。レインウェアにも使えるため、テントまわりの装備と合わせて1本持っておくと便利です。柔軟剤や一般的な合成洗剤は、化繊の中綿の弾力や表地の撥水を弱めることがあるので、気になる場合は専用洗剤を選びます。

    ニクワックス NIKWAX EBE183 テックウォッシュ1L アウトドア 洗濯洗剤 トレッキング 登山 キャンプ ソロキャンプ

    ニクワックス NIKWAX EBE183 テックウォッシュ1L アウトドア 洗濯洗剤 トレッキング 登山 キャンプ ソロキャンプ

    3,100円 (税込)

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    コインランドリーで寝袋を洗う・乾かすときのコツ

    寝袋の洗い方ガイド コインランドリーで寝袋を洗う・乾かすときのコツのイメージ
    Photo by Anastasia Egorova on Pexels

    自宅に大きな洗濯機がない場合は、コインランドリーが頼りになります。ただしダウン寝袋は「洗いは自宅、乾燥はコインランドリー」という組み合わせが安全です。大型洗濯機は水流が強く、ダウン寝袋の隔壁を傷める場合があるためです。

    乾燥機の温度と時間の目安

    • 温度は低温(60℃前後以下)を選ぶ。高温は表地のナイロンや撥水加工を傷めます
    • 時間は夏用寝袋で10〜20分、冬用で30〜40分が目安
    • 一気に回さず、5〜10分ごとに止めて手で触り、ダウンのかたまりをほぐしてから再開する
    • 料金は大型乾燥機で10分100円前後の店舗が多く、合計300〜500円程度に収まるケースが一般的です

    ランドリードライヤーボール

    乾燥機に寝袋と一緒に入れるランドリードライヤーボールは、回転中に寝袋をたたいてダウンのかたまりをほぐしてくれます。ウール製やゴム製があり、2〜6個入りで1,000〜2,000円前後。テニスボールで代用する人もいますが、色移りしにくい専用品のほうが安心です。

    uxcell 4個再利用可能なランドリードライヤーボールビニール乾燥ボールしわを減らし 静電気を減らし 柔軟剤を減らし 乾燥時間を短縮し エネルギーを節約するための白とピンク

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    1,312円 (税込)

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    ロフトを取り戻す乾燥の仕上げと失敗例

    洗濯で一番大切なのは、実は乾燥です。中心部まで乾かないまま収納すると、ダウンが固まったままになり、カビやにおいの原因にもなります。

    • 表面が乾いても安心しない:ダウンの中心は乾きにくく、触ってかたまりが残っていればまだ湿っています
    • 仕上げに陰干しを半日:乾燥機のあと、風通しのよい日陰に広げて残った湿気を飛ばします
    • 手でほぐす:ダウンが偏っている部分は、両手で軽くたたいて隔壁ごとに均一にします

    よくある失敗は、乾燥機の高温で表地が縮れてしまうケースと、半乾きのまま収納袋に詰めてにおいが出るケースです。どちらも「低温で、何回かに分けて、最後は陰干し」を守れば防ぎやすくなります。

    次のシーズンまで保温力を保つ寝袋の保管方法

    キャンプ用の収納袋(スタッフバッグ)は持ち運び用で、長期保管には向きません。圧縮したまま数か月置くと、ダウンや化繊綿が潰れて戻りにくくなります。

    寝袋用ストレージバッグ

    保管には、通気性のある大きめの寝袋用ストレージバッグ(メッシュや綿素材の保管袋)を使うのが基本です。多くのダウン寝袋には付属していますが、紛失した場合は1,500〜3,000円程度で買えます。押し入れの上段など湿気の少ない場所に置き、梅雨明けや秋口に一度広げて空気を入れ替えると、ロフトを保ちやすくなるでしょう。

    スペースに余裕があれば、ハンガーに二つ折りでかけておく保管方法もあります。どちらの場合も、直射日光と高温多湿は避けましょう。

    寝袋の洗い方に関するよくある質問

    Q. ダウン寝袋を家庭の洗濯機で洗っても大丈夫ですか?

    A. 洗濯表示で洗濯機可となっていても、家庭用の縦型洗濯機は容量が足りず、偏りで生地や隔壁を傷めることがあります。迷ったら浴槽での押し洗いを選び、脱水だけ洗濯機を短時間使うのが無難です。

    Q. 普通の中性洗剤でダウン寝袋を洗えますか?

    A. 洗えないわけではありませんが、ダウンの油分を落としすぎてふくらみが戻りにくくなる場合があります。年1回のことなので、ダウン専用洗剤を使うほうが仕上がりは安定します。

    Q. 寝袋をクリーニング店に出すといくらかかりますか?

    A. アウトドア用品に対応するクリーニング店では、ダウン寝袋1点で5,000〜1万円程度が目安です。仕上がりまで2〜3週間かかることが多いため、冬キャンプに使う予定があるなら10月中に出しておくと間に合いやすいでしょう。

    Q. 洗った寝袋が乾くまでどのくらいかかりますか?

    A. 乾燥機を使えば冬用ダウン寝袋でも合計40分〜1時間程度で大部分が乾き、仕上げの陰干しを含めて丸1日が目安です。陰干しだけで乾かす場合は、ダウンで3〜4日かかることもあります。

    Q. 洗濯せずに汚れを防ぐ方法はありますか?

    A. インナーシュラフを中に入れて寝ると、汗や皮脂が寝袋本体に届きにくくなるのが利点です。インナーシュラフは家庭で気軽に洗えるため、寝袋本体の洗濯回数を減らせます。

    Q. 化繊寝袋も乾燥機にかけて大丈夫ですか?

    A. 洗濯表示でタンブル乾燥が許可されていれば、低温で短時間なら使えます。化繊綿は熱に弱いものもあるため、高温は避け、基本は陰干しと組み合わせると安心です。

    冬キャンプの前に寝袋をふかふかに戻そう

    寝袋の洗い方は、ダウンなら「浴槽で押し洗い→脱水は短く→低温乾燥を数回に分けて→陰干しで仕上げ」、化繊なら「大型洗濯機の弱水流→陰干し」が基本です。専用洗剤とドライヤーボールをそろえても3,000〜4,000円ほど。新しい寝袋を買い直すより、ずっと少ない出費で保温力を取り戻せます。本格的に冷え込む前の晴れた週末に、まずは首元の汚れとふくらみをチェックしてみましょう。




  • テント撥水メンテナンス2026 撥水スプレー比較・洗い方・カビ対策・収納方法など

    テント撥水メンテナンス2026 撥水スプレー比較・洗い方・カビ対策・収納方法など

    秋の連休キャンプから帰ってきて、テントを広げてみたら水滴が玉にならず、生地にじんわり染み込んでいた。そんな経験はないでしょうか。テントの撥水力は、紫外線と汚れで少しずつ落ちていきます。購入から2〜3シーズン使ったテントなら、撥水が弱っていても不思議ではありません。

    冬キャンプに向けて道具を見直すこの時期は、テントの撥水メンテナンスにちょうどよいタイミングです。ここでは、撥水が落ちる原因から、洗い方・撥水スプレーの選び方・カビ対策・保管方法までを順番にまとめました。

    • 撥水が落ちたかどうかを判断する簡単なチェック方法
    • テントの洗い方(丸洗い・部分洗い)の手順と注意点
    • ニクワックス・アメダス・スコッチガードなど撥水剤の比較
    • カビ・加水分解(ベタつき)を防ぐ乾燥と収納のコツ
    • 自分でできない場合のクリーニング業者の目安

    テントの撥水が落ちる3つの原因

    多くのテントは、生地の表面に撥水加工(DWR)、裏面に防水コーティング(PUコーティングなど)という2段構えで雨を防いでいます。撥水は「水を弾いて流す」役割、防水は「生地を水が通り抜けないようにする」役割です。メンテナンスで回復できるのは主に表面の撥水のほうです。

    • 汚れ・皮脂・焚き火の煤:撥水基の上に汚れが乗ると、水を弾く力が弱まります。実はこれが最も多い原因です
    • 紫外線:長時間の日差しで撥水基そのものが劣化してしまうのです。夏の連泊や、張りっぱなしの運用で進みやすくなります
    • 摩擦:収納袋への出し入れや、たたむ際のこすれで表面の加工がすり減ります

    撥水が落ちた状態で雨に当たると、生地が水を含んで重くなり、乾くまで時間がかかります。濡れた生地は結露も増えやすく、冬キャンプではテント内の冷え込みにもつながります。

    霧吹き1本でできる撥水チェックのコツ

    自宅のベランダや庭でフライシートを広げ、霧吹きで水を吹きかけてみましょう。水がコロコロとした玉になって転がれば撥水は健在です。水が平たく広がって生地の色が濃く変わるなら、撥水が落ちているサインです。実際に試してみると、天井の頂点付近や日が当たりやすい面だけが先に水を吸い、裾まわりはまだ弾いている、というまだら状態になっていることがよくあります。

    テントの洗い方 丸洗いと部分洗いの手順

    テント撥水メンテナンス テントの洗い方 丸洗いと部分洗いの手順のイメージ
    Photo by Matheus Bertelli on Pexels

    撥水剤を塗る前に、まず汚れを落とすのが基本です。汚れの上から撥水剤をかけても定着しにくく、効果が長持ちしません。

    部分洗い(1シーズンに1回が目安)

    1. テントを張った状態で、柔らかいブラシで乾いた泥や砂を落とす
    2. 泥はね・鳥のフン・樹液など目立つ汚れを、ぬるま湯を含ませたスポンジで軽くたたくように拭く
    3. 落ちにくい汚れはテント用クリーナーを薄めて使い、真水で十分にすすぐ
    4. 日陰で完全に乾かす

    丸洗い(2〜3シーズンに1回が目安)

    1. 浴槽に30℃程度のぬるま湯を張り、テント用の洗剤を規定量溶かす
    2. フライシートを浸け、押し洗いで汚れを浮かせる(もみ洗い・こすり洗いはコーティングを傷めるので避ける)
    3. 水を入れ替えながら、洗剤が残らないように2〜3回すすぐ
    4. 水を含んで重くなるので、浴槽の縁にかけて水を切ってから陰干しする

    洗濯機・乾燥機・一般的な合成洗剤は使わないのが原則です。洗濯機は縫い目のシームテープを剥がす原因になり、合成洗剤に含まれる界面活性剤や柔軟成分は撥水を妨げることがあります。

    テント用撥水剤のおすすめ比較

    テント撥水メンテナンス テント用撥水剤のおすすめ比較のイメージ
    Photo by Thirdman on Pexels

    撥水剤には、生地に吹き付けるスプレータイプと、水で薄めて塗る・浸けるタイプがあります。テントのように面積が大きいものは、スプレー缶だと1張りで2〜3本必要になるケースも珍しくありません。価格は2026年10月時点の通販の目安です。

    商品名 タイプ 容量 価格の目安 向いている用途
    ニクワックス テント&ギアソーラープルーフ 水性・ポンプスプレー 500ml 約2,200〜2,800円 フライシート全体の撥水回復・UV保護
    ニクワックス テント&ギアソーラーウォッシュ 洗浄剤 500ml 約2,600円 撥水剤を塗る前の洗浄
    コロンブス アメダス フッ素系エアゾール 420ml 約1,500〜2,000円 タープ・小型テント・小物
    3M スコッチガード 防水スプレー フッ素系エアゾール 345ml 約1,000〜1,400円 部分補修・グランドシート・収納袋

    1位:ニクワックス テント&ギアソーラープルーフ

    テント用撥水剤の定番です。水性で、張ったテントに直接スプレーし、余分を拭き取って乾かすだけで撥水と紫外線保護を同時に施せます。500mlで2人用テントのフライシート1張り分が目安です。においが少なく、ベランダで作業しやすいのも利点です。濡れた生地にも使えるので、洗った直後にそのまま施工できます。

    2位:ニクワックス テント&ギアソーラーウォッシュ

    撥水剤そのものではなく、撥水を妨げる汚れを落とすためのテント専用洗剤です。洗浄しながら紫外線保護成分も与えるタイプで、ソーラープルーフとセットで使うと撥水の持ちが良くなります。洗剤選びで迷ったら、まずこの組み合わせを基準に考えるとよいでしょう。

    3位:コロンブス アメダス

    靴やバッグ用として知られる防水スプレーですが、フッ素系で布製品にも使えるため、タープや小型テントの撥水回復にも使われています。420mlで1,500円前後と手頃で、ホームセンターでも手に入りやすい点が便利です。広い面積に使う場合は2本以上を見込んでおきましょう。

    4位:3M スコッチガード 防水スプレー

    衣類・繊維製品用のフッ素系スプレーで、1,000円台前半から買える価格の手頃さが魅力です。テント全体よりも、撥水が落ちやすい天井部分の重ね塗りや、グランドシート・収納袋・チェアの座面など小物の部分補修に向いています。

    3M スコッチガード 防水スプレー 衣類・繊維製品用 345ml SG-P345iS

    3M スコッチガード 防水スプレー 衣類・繊維製品用 345ml SG-P345iS

    1,171円 (税込)

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    撥水スプレー使用時の注意点

    • エアゾールタイプは屋外の風通しのよい場所で使い、吸い込まないようにします
    • メッシュ部分や窓のPVC(透明部分)には付けないよう、マスキングしておくと安心です
    • フッ素系スプレーは、乾燥後に熱を加えると撥水が定着しやすくなる製品もあります。ドライヤーを使う場合は生地から30cm以上離し、温風を当てすぎないようにします
    • 製品ごとに対応素材が異なるため、ラベルの「使用できないもの」を必ず確認します

    縫い目からの雨漏りはシームシーラーで補修する

    テント撥水メンテナンス 縫い目からの雨漏りはシームシーラーで補修するのイメージ
    Photo by Pixabay on Pexels

    撥水を回復させても雨漏りする場合、原因は生地ではなく縫い目かもしれません。テントの縫い目の裏側には「シームテープ」という防水テープが貼られていますが、経年や熱で浮いたり剥がれたりします。

    剥がれかけたシームテープは、アイロンで押さえ直せる場合もありますが、熱に弱い生地もあるため、メーカーの指示を確認してから行いましょう。剥がれた部分にはシームシーラー(縫い目用の防水剤)を薄く塗って補修します。1本1,000〜2,000円程度で、テント1張り分の補修には十分な量です。

    カビと加水分解を防ぐ乾燥と保管のコツ

    撥水メンテナンスと同じくらい大切なのが、しまう前の完全乾燥です。濡れたまま、あるいは湿気が残ったまま収納袋に入れると、1〜2週間でカビが発生することがあります。特にコットンやTC素材(ポリエステルとコットンの混紡)のテントはカビやすい傾向にあるため、より注意が必要でしょう。

    撤収時と帰宅後の乾燥のコツ

    • 撤収日の朝、日が差し始めたらフライシートを裏返して結露を飛ばす
    • 乾ききらないまま撤収した場合は、帰宅後48時間以内にベランダや室内で広げて乾かす
    • グランドシートとインナーの底面は乾きにくいので、立てかけて両面に風を通す
    • ペグやポールの泥も落としてから収納する

    加水分解(ベタつき)を防ぐ保管のポイント

    ポリウレタン(PU)コーティングは、湿気と熱で少しずつ分解が進み、数年後に生地がベタついたり白い粉が出たりする「加水分解」が起きます。一般に寿命は5年前後と言われますが、保管環境しだいで寿命は大きく変わるでしょう。

    • 収納袋に入れっぱなしにしない:長期保管するときは大きめの不織布の袋やコンテナにふんわり入れる
    • 高温多湿を避ける:夏の車のトランク、物置の天井付近、押し入れの奥は避ける
    • たたみ方を毎回変える:同じ折り目に負担が集中するのを防ぎます
    • 除湿剤を一緒に入れる:衣装ケースに除湿剤を入れて保管すると、梅雨時期の湿気対策になります

    自分でできないときはクリーニング業者も選択肢

    大型のツールームテントや、カビが広がってしまったテントは、自宅で洗うのが現実的でない場合があります。アウトドア用品専門のクリーニングサービスでは、洗浄・撥水加工・カビ取りまでまとめて任せられるのが利点です。料金はテントのサイズや汚れ具合で変わり、洗浄+撥水加工で1万円台から、大型テントやカビ取りを含むと2〜3万円台になることもあります。仕上がりまで2〜4週間かかることが多いため、冬キャンプの予定がある人は早めの依頼が安心です。

    テントの撥水メンテナンスでよくある質問

    Q. テントの撥水メンテナンスはどのくらいの頻度で必要ですか?

    A. 年間の使用回数によりますが、月1〜2回のペースで使う場合は1シーズンに1回、撥水チェックと部分洗いをするのが目安です。撥水剤の塗り直しは、水が玉にならなくなってからで問題ありません。

    Q. 衣類用の防水スプレーをテントに使っても大丈夫ですか?

    A. フッ素系で布製品に対応している製品なら、テントのナイロン・ポリエステル生地に使われることが多いです。ただしシリコン系の製品は、後から撥水剤や補修テープが付きにくくなる場合があるため、ラベルの対応素材を確認してから使いましょう。

    Q. 撥水スプレーはテントの内側にも吹き付けるべきですか?

    A. 基本的には外側(雨が当たる面)だけで十分です。内側は防水コーティングがあるため、撥水剤を吹き付ける必要は通常ありません。

    Q. テントにカビが生えてしまったらどうすればよいですか?

    A. 軽い表面のカビなら、ぬるま湯で薄めたテント用クリーナーで拭き取り、完全に乾かします。塩素系漂白剤はコーティングや色を傷めるため避けましょう。広範囲に広がった場合や黒カビが染み込んでいる場合は、専門のクリーニング業者に相談するのが確実です。

    Q. 加水分解でベタついたテントは直せますか?

    A. 一度始まった加水分解を元に戻すのは難しく、ベタつきが軽いうちは重曹水で拭くと一時的に和らぐ場合があります。症状が進んでいる場合は、フライシートのみの買い替えや、メーカーの修理窓口に問い合わせるのがおすすめです。

    Q. ワンタッチテントやポップアップテントもメンテナンスは必要ですか?

    A. 必要です。むしろたたむ際の摩擦が大きいため、天井や角の撥水が落ちやすい傾向があります。霧吹きチェックで弱っている部分を見つけ、部分的にスプレーで補修しておくと長持ちするでしょう。

    冬キャンプ前にテントの撥水を取り戻そう

    テントの撥水メンテナンスは、霧吹きでのチェック、専用洗剤での洗浄、撥水剤の塗布、完全乾燥と保管、という4ステップで完結します。1回あたりの費用は撥水剤と洗剤を合わせて5,000円前後。新しいテントを買い直すより、ずっと少ない出費で雨や結露に強い状態を取り戻せます。冷え込みが厳しくなる前の晴れた週末を使って、まずは霧吹き1本でのチェックから始めてみましょう。