SOTOの2026年新製品ラインナップの中でも、レギュレーターストーブST-310/ST-340ユーザーに向けた「カコムシリーズ」が注目を集めています。バーナーの上に載せるだけで焼肉やスモーク料理が楽しめるこのシリーズは、2026年6月から順次発売予定。この記事では、カコム グリルプレートST-3112とカコム スモーカーST-180を中心に、スペック比較・実際の使い方・既存SOTOアイテムとの互換性まで詳しく解説します。
- カコム グリルプレートST-3112のスペックと使い方
- カコム スモーカーST-180のスペックと使い方
- 既存のST-310/ST-340との互換性
- 2製品の向き不向きと選び方
SOTOカコムシリーズとは何か
「カコム」は、SOTOが2026年に投入した新コンセプトシリーズです。既に愛用者の多いレギュレーターストーブ(ST-310/ST-340)の五徳にセットするだけで、焼き物・スモーク・煮込みなど調理の幅を一気に広げるオプションクッカー群として設計されています。
従来のSOTO製品は「火器本体の高性能化」が中心でしたが、カコムシリーズは「既に持っているバーナーをもっと活用する」というアプローチで、追加投資を最小限に抑えながら料理の楽しみを拡張できる点が特徴です。シリーズ名の「カコム」は、仲間と囲んで食事を楽しむシーンをイメージして名付けられたとのことです。
2026年6月時点で発表されているカコムシリーズのラインナップは、グリルプレートST-3112、スモーカーST-180、グリドルST-3113の3モデルが確認されています。本記事では特に注目度の高いグリルプレートとスモーカーの2製品を詳しく比較します。
カコム グリルプレートST-3112の特徴と使い方
SOTO カコム グリルプレートST-3112
税込6,930円で2026年6月発売予定のグリルプレートです。最大の特徴は、本体周囲の溝に水を張ることで油の落下を防ぎ、煙を大幅に軽減する設計です。キャンプ場で焼肉をすると煙が隣サイトに流れてトラブルになることがありますが、この水張り構造によって煙問題を解消しています。
サイズは外径約25cm×25cmで、ソロ〜デュオキャンプに丁度良い焼き面積があります。素材はアルミダイキャスト製で、フッ素コーティングが施されているため焦げ付きにくく、撤収時の洗い物も楽に済みます。重量は約680gと、バックパックキャンプでもギリギリ許容範囲の軽さです。
使い方の手順:
- ST-310またはST-340の五徳にグリルプレートをセット
- 周囲の溝に水を約200ml注ぐ
- バーナー点火後、中火で2〜3分予熱
- 肉や野菜を並べて焼く(強火にしすぎると水が蒸発しやすいので注意)
- 使用後は水を捨て、スポンジで軽く洗うだけ
実際に使用したキャンパーのレビューでは「バーナー1台で本格的な焼肉ができる」「油ハネがほとんどなく、テーブル周りが汚れない」という声が多く見られます。
SOTO レギュレーターストーブ ST-310
カコムシリーズの母体となるバーナーで、2010年の発売以来キャンプ用シングルバーナーの定番として君臨するモデルです。CB缶(カセットガス)対応で燃料調達が容易、出力2,500kcal/h、重量350g。税込約6,380円で販売されています。ST-310を既に持っている方は、カコムシリーズの追加投資だけで調理の幅が格段に広がります。
カコム スモーカーST-180の特徴と使い方
SOTO カコム スモーカーST-180
2026年6月19日発売予定、税込価格は約8,800円(予定)のソロ用スモーカーです。ST-310/ST-340の五徳に直接セットでき、別途スモーカー専用の熱源を用意する必要がない画期的な設計になっています。
本体はステンレス製で、内部に棚板4枚が付属します。上段に棚板を設置すれば、チーズ・ナッツ・ベーコンなどを並べて温燻(60〜80度C)が手軽に楽しめます。別売のST-141フックを使えば魚の丸ごと吊るし燻製も可能です。
温度管理には別売の温度計ST-140(約1,650円)に対応する穴加工が本体に施されており、燻製の仕上がりを正確にコントロールできます。初心者でも温度計を見ながら火力調整するだけで失敗しにくい構造です。
使い方の手順:
- スモーカー底面にスモークチップ(桜・ヒッコリー等)をひと掴み敷く
- 棚板を中段・上段にセットし、食材を配置
- 蓋を閉め、ST-310/ST-340の五徳にセット
- 弱火で加熱し、煙が出始めたら温度計で60〜80度Cを維持
- チーズなら約20分、ベーコンなら約40分で完成
サイズは直径約15cm×高さ約25cmとコンパクトで、バックパックの隙間に入る大きさです。重量は約950gと1kg未満に抑えられています。
2製品比較とどちらを選ぶべきか
| 項目 | カコム グリルプレートST-3112 | カコム スモーカーST-180 |
|---|---|---|
| 税込価格 | 6,930円 | 約8,800円 |
| 発売日 | 2026年6月 | 2026年6月19日 |
| 重量 | 約680g | 約950g |
| 素材 | アルミダイキャスト | ステンレス |
| 対応バーナー | ST-310/ST-340 | ST-310/ST-340 |
| 主な用途 | 焼肉・焼き野菜 | 燻製(温燻) |
| 調理時間 | 即時(予熱2〜3分) | 20〜60分 |
| メンテナンス | フッ素コート・洗いやすい | ステンレス・燻し残り注意 |
グリルプレートが向いている人
キャンプで手軽に焼肉や焼き野菜を楽しみたい方、煙を抑えて隣サイトに配慮したい方、撤収の手間を最小限にしたい方に適しています。1人前〜2人前の焼き物にちょうど良いサイズで、朝食のベーコンエッグからディナーの焼肉まで汎用性が高いです。
スモーカーが向いている人
キャンプの「待ち時間」を楽しめる方、仲間と燻製をつまみにお酒を飲むスタイルが好きな方に向いています。調理に20〜60分かかるため、設営後のリラックスタイムに仕込んでおくのがおすすめの使い方です。自宅の庭やベランダでも使えるサイズ感で、週末の燻製趣味としても活躍します。
両方買う場合の予算感
グリルプレート6,930円+スモーカー8,800円=合計約15,730円。ST-310本体(6,380円)を含めても約22,000円で、焼き物と燻製の両方が楽しめるセットが揃います。温度計ST-140(1,650円)とフックST-141(価格未定)を加えても3万円以内に収まる計算です。
よくある質問
Q. カコムシリーズはST-310以外のバーナーでも使えますか?
公式対応はST-310とST-340の2機種です。五徳の径と火口の位置が設計されているため、他メーカーのバーナーでの使用は推奨されていません。イワタニやプリムスのバーナーでは安定性に問題が出る可能性があります。
Q. グリルプレートの水張りを忘れるとどうなりますか?
水なしでも焼くこと自体は可能ですが、油が直接加熱されて煙が多く出ます。また、溝部分に焦げた油が付着してメンテナンスが大変になるため、水張りは必ず行うことをおすすめします。
Q. スモーカーST-180で冷燻はできますか?
ST-180はバーナーの熱を使う構造のため、冷燻(30度C以下)には向いていません。冷燻をしたい場合は、専用の冷燻キット(スモークウッドを使うタイプ)を別途検討してください。
Q. スモークチップはどのブランドがおすすめですか?
SOTO純正のスモークチップ(桜・ヒッコリー)が安定した煙量で使いやすいです。進誠産業のスモークチップも品質が高く、ホームセンターで500円〜800円程度で入手できます。初めての方は桜チップが万能でおすすめです。
Q. 燻製の匂いはテントにつきますか?
風下にテントがある場合は匂いが移る可能性があります。スモーカーはテントから5m以上離し、風上側に設置するのが基本です。帰宅後にテントを陰干しすれば、多少の匂い移りは2〜3日で消えます。
Q. カコムシリーズの今後のラインナップ予定は?
2026年1月の新製品内覧会では、グリドルST-3113(鉄板焼き用)も発表されています。SOTOは今後もST-310/ST-340のエコシステムを拡充する方針を示しており、追加アイテムの発表が期待されています。
SOTOカコムシリーズでキャンプ飯を格上げしよう
カコムシリーズは、既にST-310/ST-340を持っているキャンパーにとって最小限の投資で最大限の調理バリエーションを得られる優れたオプションです。まず1品選ぶなら、汎用性の高いグリルプレートST-3112(6,930円)がおすすめ。燻製に興味がある方はスモーカーST-180(約8,800円)を追加すれば、キャンプ飯のレパートリーが一気に広がります。2026年6月の発売開始に合わせて、SOTOの公式サイトや主要アウトドアショップをチェックしてみてください。